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病院でシミ治療に使用するトレチノインとは

2019年08月09日
肌がきれいなので嬉しくなる女性

シミの発生には二つの要因が関係しています。
一つは、紫外線を浴びたことにより、肌が自身を守ろうとしてメラニン色素を大量に生成すること。
もう一つは、肌のターンオーバーが滞ることでメラニンの排出がスムーズにいかず、沈着してしまうことです。

美容皮膚科の病院でシミの治療をする際には、この二つの要因に着目し、それぞれに作用する薬を併用することが多くなっています。
一つはメラニンの生成を抑制するハイドロキノン、そしてもう一つは肌のターンオーバーを促進するトレチノインです。

トレチノインの特徴として、まず軽いピーリング効果があることがあげられます。
ピーリングとは角質をはがすこと。
これにより、角質層に蓄積されたシミが一緒にはがれおちます。
また、角質を強制的にはがすことによって表皮の細胞分裂を促し、肌の再生を促進します。
これはすなわちターンオーバーが活発化されるということで、肌の奥深くに沈着したメラニンも、これによってどんどん肌表面へと押し出され、最終的には垢として排出されて行きます。

病院でシミ治療の際にトレチノインとハイドロキノンを併用するメリットは、一つは単独では浸透しにくいハイドロキノンが併用することで浸透しやすくなること。
もう一つは、ハイドロキノンで新たなシミの生成を抑えながら、同時にトレチノインですでにできてしまったシミの排出を促すことで、効果的にシミ治療ができる、ということです。
そのため多くの病院では、どちらか単独ではなく併用で治療することが多くなっています。

トレチノインを使用すると赤みや皮むけなどの症状が出ることが多いですが、これは副作用というよりは随伴症状と呼ぶべきもので、薬が効いている証拠です。
よほどひどくない限り、医師の指導の下に続けることでシミを治療することができます。